それは髪の毛も同じです。もしかしたら薄毛の原因は食事内容にあるのかもしれません。特に偏食気味の方は気をつける必要があります。
現在、身の回りにはインスタント食品や味を優先して作られているものも多く、決して栄養バランスを重視したものではなかったりするものです。
確かに油が多く含まれているものや砂糖をたくさん使ったお菓子はおいしいでしょう。ですがおいしいものが体に良いとは限りません。
髪の毛の育成には特定の栄養素が使われています。
そのためその栄養素を取り込んでいなければ薄毛にならないとは限らないわけです。
今回は育毛や増毛について食べ物の観点から見ていきましょう。
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髪の毛の主成分を構成する栄養素
髪の毛の成分はほとんどケラチンというタンパク質からできています。
ケラチンは髪の毛の他に体毛ないし爪などにも使われているもので、各種アミノ酸で構成されている物質です。
主な構成物質はシスチンとグルタミン酸というものになります。
シスチンは小麦に多く含まれているのでパンなどから摂取すると良いでしょう。
またグルタミン酸は白米から摂取できるのでご飯を食べると自然に摂取することができます。
パンとご飯を適宜組み合わせるだけで髪の毛を構成する栄養素のほとんどを賄えるわけです。
他に髪の毛のケラチンを構成するアミノ酸には色々なものがあります。
ロイシン・アルギニン・セリン・スレオニン・アスパラギン酸、それに10種類以上のアミノ酸を組み合わせて初めてケラチンが合成されるというわけです。
ただその量はシスチンとグルタミン酸と比較すると少ないので普通に食事をとっていれば補給できるでしょう。
このとき一番気をつけたいことが偏食です。
毎日同じメニューを食べたり偏った食生活を続けていると、満遍なく髪の毛に必要な栄養素を摂取することができないかもしれません。
そうなると当然、育毛環境は整わず薄毛になるかもしれないというわけです。
育毛を中心として食べ物を考える場合、何よりもバランスよく食事を摂取することが重要です。
このとき鍵となるのが野菜となります。
野菜が好物でない方でも、意識して摂取するようにしてみましょう。
育毛に関連する野菜の栄養素
野菜と一口にいってもたくさん種類があり何を食べれば良いか判断がつかないかもしれません。
そんなときは育毛要素に注目してみましょう。
野菜には様々なビタミンが豊富に含まれており、これらは私達の体の中で様々な形で作用しています。
もし野菜を摂取しなかった場合、特定の食事のみをとり続けていたなら特定のビタミンが欠乏し重大な健康障害さえ招きかねません。
育毛だけでなく健康面においてもビタミンの摂取は良い影響をもたらしてくれるはずです。
特に育毛に関係が深いのはビタミンB2です。
髪の毛の主成分であるケラチンは各種アミノ酸を原料とするのですが、結合する際に亜鉛を消費します。
そしてビタミンB2は亜鉛によるケラチンの合成を補う役目を担ってくれるのです。
ではビタミンB2は野菜からしかとれないのかというと、それは違います。
実はサケやマスといった魚やブタないしウシの肝臓にも多く含まれていますし、サプリメントから補給することだって可能です。
ですがそうしたもので済ますよりはやはり野菜で摂取した方が良いでしょう。
育毛対策は健康な体作りから
野菜には特定のビタミンのみが含まれているわけではありません。
例えばブロッコリーにはビタミンB2が含まれていますが、その他にもビタミンB1・B6・B12・A・C・D・E・Kなどが含まれているのです。
また、各種脂肪酸や鉄、亜鉛、セレン、カリウムなど豊富な栄養素を含有しています。
育毛対策をする上でバランスの良い栄養状態を作り出すことは重要です。
私達の体は様々な仕組みが重なり合ってできているので、偏った栄養補給を続けてしまうといずれ支障をきたしても何らおかしいことではありません。
育毛対策に集中しすぎるあまり、今度は野菜中心の偏食生活に陥ってはいけないのです。
つまりはバランスの問題なので、まずは少しでも野菜を食事に取り入れてみましょう。
また食事の献立を工夫することでも栄養状況を改善することができます。
野菜中心になりすぎず、かつ野菜をとることを忘れないのが育毛に効果が期待できる献立なのです。